DIY初心者が作るモンテッソーリな子供用デスクの作り方(覚書)
先日、子供の身長に合わせた机と椅子を用意する事の重要性について記事を書きました。
とは言っても、必ずしも自分の理想にピッタリな机が見つかるとは限りませんよね。
「もう少し小さければ!」「もう少し安ければ!」など色々な事情があると思います。
そこで!我が家ではモンテッソーリなキッズテーブルをDIYで手作りしました!
そして、完成品がこちらです▼
【サイズ】W:約638mm×D:約419mm×H:約440mm
【天面】40×60cm
【天面までの高さ】40cm(2〜3歳向け)
天面はスケッチブックでのお絵かきが十分に楽しめる広さです。
机上から物が落ちるのを防ぐために、こぼれ止めもつけました。
今回は、次の子にまた同じ物を作れるように作り方を記録しておきます。
材料
■ワンバイフォー材(6フィート)・・・3枚
■コーススレッド(呼び径3.3×長さ40mm)・・・16本
■水性ウレタンニス (130ml)・・・1本
■木工用ボンド
材料費はおよそ3,800円。
材料は全てホームセンターで購入しました。
木材カット
ホームセンターでワンバイ材をカット
ワンバイフォー3本から下記のパーツを切り出してもらいました。
用途 | サイズ(mm) | 枚数 |
---|---|---|
背面 | (a)600×66 (b)600×60 | 1 1 |
棚受け | (c)390×50 | 2 |
後ろ脚 | (d)440×89 | 2 |
前脚 | (e)420×89 | 2 |
側面 | (f)245×60 (g)245×50 | 2 2 |
ノコギリとヤスリで曲線をセルフカット
まずは、棚受けの片方の端を下の写真のように滑らかな斜めにします。のこぎりで(c)の角を切り落とした後、80番のヤスリで断面を削りました。
(e)、(f)もそれぞれ角の1箇所だけを、ノコギリとヤスリで削ります。
調味料の底を使って削る部分に目印を付けたら、ノコギリで角を切り落とし、端材に巻き付けたヤスリでひたすらガリガリ削ります。
今回は、#80→#180→#240の順にヤスリをかけて角を丸くしました。
木工用ボンドで接着する
初めに(a)と(b)、(f)と(g)を木工用ボンドで接着します。木工用ボンドの付け方は、下記のサイトがとても参考になりました▼
木工ボンドの強度は付け方で変わる!by DIY FACTORY
ダンベルや2L飲料水を使って、1パーツあたり約6kgの重圧をかけたまま半日置いておくと、驚くほど強力にくっつきました。
大人が結構な力をかけても、びくともしません!驚
f&gが乾いたら、前脚・後脚とも接着して側面を完成させます。
恐るべしボンドの威力…釘を使わずともボンドだけでかなりの安定感がありますね。
パンチやキックくらいじゃ壊れそうにありません。
最後に、完成した側面の内側に棚受け(c)をボンドで接着します。(写真を撮り忘れてしまいました…)
ここでは13kgの重圧をかけたまま半日おきました。
ヤスリがけをする
完成した時に子供が触れることのできる部分は、縁も角も全て丸くします。#80→#180→#240の順にヤスリをかけました。
縁と角が終わったら、面も含めて全体を#320でやすっています。
ニスを塗る
今回は和信の「水性ウレタンニス つや消しクリヤー」を使いました!これなら食品衛生法に適合しているので、子供が舐めても安心です。
ニスは水で5%薄めて使い、乾燥には1回3時間以上かけています(気温23度)。
天面のみ4回、残りは2回の重ね塗りでニスを1本使い切りました!
釘を打って、机を組み立てる
打った釘の数は、両サイドにそれぞれ4本ずつ。背面は2本、天板と棚板は3本の釘で支えている状態です。
未就学児用キッズテーブルの完成!
DIY初心者の私で、作業時間はおよそ6時間半。乾燥時間まで入れると丸3日かかりました。
時間と労力を考えれば8千円で新品を買う方が安い気もしますが、かかった手間隙の分だけ愛着はひとしおです!
息子も喜んで机を使ってくれました!
難点を言えば、棚の奥に物が入っていくと取り出しにくいこと。
子供の成長に合わせて天面の高さを変えたいので、今後必要に応じて脚の長さを足していく予定です。
【おうちモンテ】子供の成長に合わせた机と椅子の選び方・置き方を知ろう
1歳を過ぎて、座ったまま両手を使って遊ぶことが増えたり、お絵かきが始まったら用意したいのが幼児用デスク&チェア。
自宅にあるダイニングチェアーやローテーブルを使って遊ばせているシーンをよく見かけますが、子供の身長に合わせた幼児向けデスクを用意する事で得られるメリットは、実はとても多いそうです!
子供の身長にあった机・椅子を選ぶべき理由
丁度良い高さの机と椅子を選ぶと、正しい姿勢で座ることができますが、正しい姿勢で座るとこんなメリットがあります。●肺で酸素を取り込みやすく、脳が働きやすい
●疲れにくく集中力が長く続きやすい
小学校に上がる前に、正しい姿勢で学習する習慣をつけておきたいものです。
余談ですが、私たち大人が一日に座っている時間は、平均でおよそ7時間と言われています。
正しい姿勢で座る習慣がなければ、仕事の効率が落ちたり、座っているのに身体が休まらないなんて事になりかねません。
この全ての始まりは、幼児期の座り方にあると言っても過言ではありません。
幼児期にこそ、身長に合わせた机と椅子を用意したいですね!
子供の成長に合わせて高さを調整できる机&椅子
1歳から5歳までの間に平均で30cmほど背が伸びます。机や椅子も成長に合わせて、高さを変えられるものが理想です。
子供の身長と机や椅子の高さは、下記のサイトが分かりやすく、勉強になります▼
子供椅子と机やテーブルの高さ基準|ハスネット公式サイト
仮に1歳から小学校入学前まで使う机を用意する場合、最低でも3段階は調整できるものが良さそうですね。
幼児用デスクの効果的な置き方
モンテッソーリ教育の基本は、親が子供を観察するところから始まります。そのため、我が家ではいつでも目の届くリビングにテーブルを置いています。
また机の設置方法を少し工夫するだけで、お仕事中の集中力が増したり、自ら机へ向かう機会が増えたりするそうです。
壁に向かっておく
視界に他の教具などが入らないので気が散る可能性が少なく、集中力が長続きしします。また、机の上に奥から物が落ちる心配もありません。
パーソナルスペースを演出する
気が立っている時、落ち込んでいる時、大人でも一人になりたい時間はあると思います。子供も同様に、家の中に自分専用の空間つまり"パーソナルスペース"をもつことで、頭や心を整理する事ができます。
もしも作業デスクをパーソナルスペースにできれば、子供はその場所を気に入り、自ら机へ向かう機会が増えるかもしれません。
一番簡単な方法は、部屋の角にテーブルを配置することです。
身体の片側に壁が来ることで安心感が得られるそうです。
また、間取りや家具との兼ね合いでどうしても部屋の角にデスクを置けない場合は、家具の側面に横付けしたり机の横に仕切りを立てたりしてもOK。
半個室のような"囲まれている"という演出ができれば尚良いです。
さいごに
我が家では子供の身長に合うデスクを自分で作ってみました。後日作り方を載せていきたいと思います。
おうちモンテを始める前に!モンテッソーリ教育を知るために役立った本をご紹介!
モンテッソーリ教育について知るために、さまざまな本を読みました。
今回は、モンテッソーリを知るために、読んで良かった書籍をいくつかご紹介します。
モンテッソーリ教育と出会うきっかけになった本
この本は、まだ私がモンテッソーリ教育を知らなかった頃に読んだ本です。
モンテッソーリ、フレーベル、フレネ、シュタイナー、二キーチン、コダーイといった主要な教育者とその教育法について幅広く解説されています。
また、世界中で行われるさまざまな種類の幼児教育についての紹介もあり、どの教育法が自分に合っているのか判断するのに最適な1冊でした。
モンテッソーリ教育の概要を知るならこの一冊
モンテッソーリ教育を実践する前の段階、つまり、「モンテッソーリ教育とは何ぞや?」という事を理解するためには、この本が私にとってのベストバイでした。
この本は、モンテッソーリ教育の第一人者として有名な相良敦子さんの執筆した書籍です。
モンテッソーリ関連の本を手に取ると、相良さんの書籍が非常に多いことに気付くかと思いますが、その中でも特に端的に分かりやすくモンテッソーリ教育についてまとめられているな〜と感じた本でした。
もしも少し月齢の進んだお子さんがいるママさんパパさんなら、「あ、これ分かる!」と共感できる事がたくさんあるはず。
私も今までの生活の中で、子どもの様子や行動について共感・納得できる事が本当にたくさんありました!
ハッとする事がたくさん書かれているので、今でも時々読み返していますが、とりわけイヤイヤ期(モンテッソーリは「敏感期」と言っています)の今は、この本に助けられっぱなしです。
ところで、この本は2018年に同様の題名でマンガ版が出版されています▼
先にご紹介した本も柔らかい口調で書かれた比較的読みやすいものなのですが、文字ばかりの本を読むのが苦手という方には漫画版がオススメです。
我が家では夫をおうちモンテに巻き込むためのツールとして、この本が活躍しました!
おうちモンテには、パパの協力もあってこそ!取っつきやすいマンガで、パパのおうちモンテ導入を図ってみてはいかがでしょうか。
おうちモンテを実践するのに役立つ本
モンテッソーリ教育についておおよその理解ができ、いざ実践しよう!となった時に参考になった本は下記の2冊です。前者は子どもが必要とする「自分で選択でき、一人でやり遂げる」ための環境づくりについて、具体的な例をあげながら解説してあります。
この本で取り上げられている事は、我が家でもいくつも取り入れていますので、今後少しずつ紹介していきたいと思います。
一方、後者は子供への接し方について具体的なケースを複数紹介してある本で、子供が言葉を理解し始めたら読みたい一冊。
つい言ってしまいがちな「すごいね」「上手にできたね」というほめ方や、「ダメだって言ったでしょ」「早くしなさい」という叱り方がNGだと知った時はドキッとしました。
子供を伸ばす声かけをするために、ぜひ読んでほしいオススメの一冊です。
この2冊は「おうちでやるモンテッソーリな環境づくり」ということにフォーカスした場合に参考となる本ですが、内容的にはいずれも幼児期以降の話かと思います。
もしも乳児期からモンテッソーリな活動を取り入れたい場合は、知育玩具がオススメです。
モンテッソーリな知育玩具を知る本
こちらも相良さんの書籍ですね。
モンテッソーリ流知育玩具(「教具」とも言います)の作り方はもちろん、玩具を使う時に気をつけたい事などが詳しく書かれています。
本の前半部分で子供への接し方についてもさっと触れてあるので、モンテッソーリ教育の概要も再確認できました。